抗議デモの負傷者に支援を発表した女性、不敬罪で逮捕

 3月26日に行われた抗議デモに参加し負傷した市民に対し、金銭的な支援を行うと発表した女性が警察隊によって逮捕され、国軍への不敬罪で訴追されたことがわかった。Radio Free Asiaが3月29日伝えた。

 訴追されたのはベイ市内マーケットガーデンショッピングセンター付近に住むイ・イ・ソー氏。ミャンマー南部タニンダーリ管区ベイ市内で軍事政権に対する抗議デモに対して国軍や警察隊が発砲し多くの負傷者が発生、同氏は自身のFacebookに「負傷者は連絡してください。できるだけの支援をします」と投稿した。

 同日午後11時頃、大勢の国軍と警察隊が同氏の自宅を家宅捜索し、金庫に保管していた2,800万タイバーツ(およそ9,850万円)と1億5千万Ksの現金(およそ1,170万円)が押収され、刑法第505条の国軍不敬罪により訴追された。

イ・イ・ソー(別名:モ・モ・アウン)氏