ガソリン不足の懸念はないと業界団体が発表

 ミャンマーで起きている政情不安によりガソリンなどの燃料が2か月で枯渇すると海外で報道されていることに対して、ミャンマーの業界団体がこれを否定した。ミャンマー石油製品輸入・販売業協会のウィン・ミン事務局長が発表したもので、7Day Dailyが2月21日に伝えた。

 ウィン・ミン事務局長は「ミャンマーには燃料の貯蔵スペースが2か月分あり、現在も海外からガソリンなどの燃料は通常通り輸入されている。クーデターが起きた2月1日以降もタンカー6隻が入港しており、もし不足が生じた場合でも10日以内に調達できる」とコメントした。

 ミャンマーでは、1か月にガソリンを20万トン、軽油を40万トン輸入している。中国国境ムセの貿易商は「ミャンマー国内の銀行が休業して現金が不足しているが、中国からガソリンを輸入する場合は、物々交換など現金が不要の方法があり心配はいらない」とコメントした。