両替商による海外からミャンマーへの送金サービスが開始

 両替商による海外からミャンマーへの送金サービスが開始されたことがわかった。7Day Dailyがに伝えたもの。ミャンマー中央銀行は11月18日に両替商のOK Zune、2C2P、Wakhema、Top Shine、OKMの5社に対して海外送金サービスの事業ライセンスを交付した。これに基づき、一部の両替商が海外からミャンマー向けの送金サービスを開始しているという。

 Wakhema社のソー・トゥン社長は「ライセンス交付から3か月以内に事業を開始しなければならない規則があるため、とりあえずシンガポールからミャンマーへの送金サービスを開始している。来年は他の国にも展開していく」とコメントした。

 ミャンマー中央銀行が発表した海外送金サービス事業者に義務付けた規則によると、送金人と受取人の個人情報や送金記録を保存し、ミャンマー中央銀行が要求した場合は翌日の午前中までに提出しなければならないと規定されている。ミャンマー政府は地下送金の撲滅を目指して民間の海外送金サービスを許可したものの、これらの規則があるため実際に普及するのか疑問視されている。ミャンマーの海外労働者からは、1年間に50億米ドルが地下送金で家族などに仕送りが行われているとみられている。