ミャンマーの2020年度の経済成長率を2%と予測、世界銀行

 世界銀行は12月16日、ミャンマーの2020年度(2020年10月1日から2021年9月30日まで)の国内総生産(GDP)成長率が2%になるとの予測を発表した。7Day Dailyが伝えた。

 発表によると、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済の落ち込みにより、2019年度のミャンマー経済成長率は0.5%まで下降すると世界銀行が予測していたが、ミャンマー政府の感染対策が効果的であったことなどにより1.7%に上方修正され、2020年度の経済成長率は2.0%に微増すると予想している。一方、貧困率はコロナ前の17%から27%に急上昇し、新たに460万人の貧困層が発生すると予想している。ミャンマー総人口の5,400万人のうち1,400万人が貧困層となる計算。

 なお、アジア開発銀行(ADB)は2021年のミャンマー経済成長率が6.8%になると12月10日に予想しており、大きな差が出ている。