ピーナツ、ゴマを輸入し第3国に再輸出する計画に業界団体が反対

 外国からピーナツやゴマを輸入し第3国に再輸出する計画に対し、業界団体が反対声明を発表した。MYANMAR TIMESが伝えた。

 マンダレー穀物取引所の発表によると、ミャンマー地場のハマー・ニーアコー(ビッグ・ブラザーズ)社が中国、インド、ベトナム、アフリカなどからピーナツやゴマを輸入し、第3国に再輸出する事業計画を経済・貿易省に提出したため、同省が業界団体に意見を求めたという。ビッグ・ブラザーズはピーナツを32,000トン、ゴマを1万トン再輸出したいと提案しているという。ミャンマー産のピーナツやゴマは品質が良く、中国、日本、韓国などへ輸出されている。

 マンダレー穀物取引所の担当者は「政府が砂糖の再輸出を許可したとき、国内で砂糖の価格が下落して農民が困窮したという経験がある。ピーナツやゴマも同じことが起きる可能性が大きいため、業界団体としては反対する」とコメントした。