2020年ミャンマー総選挙、15郡で投票実施せず

 11月8日に実施の2020年総選挙で、ミャンマー全国330の郡のうち15郡で投票が実施されないことがわかった。連邦選挙管理委員会が発表したもの。7Day Dailyが伝えた。

 発表によると、投票が実施されないのはラカイン州のパウトー、ポンマーチュン、ヤテタウン、ブーディーダウン、マウンドー、チャウトー、ミンピャー、ミェーボン、ミャウウーの9郡と、シャン州のマインラー、パンサン、ナーパン、マインモー、パンワイン、マインカインの6郡。パンサン、ナーパン、マインモー、パンワインの4郡は、2010年と2015年の総選挙でも投票が実施されなかった。

 ラカイン州は国軍とアラカン軍(AA)の戦闘により治安が不安定になっていること、シャン州は少数民族武装勢力の支配下にあること、などが理由とされている。また、カチン州、カイン州、モン州、バゴー管区の一部の村においても投票が実施されない。