タイのサイアム商業銀行、ミャンマーに100%子会社設立

 タイのサイアム商業銀行(Siam Commercial Bank)が、ミャンマーに全額出資子会社を設立したことがわかった。投資企業管理局(DICA)が発表したもの。7Day Dailyが伝えた。

 発表によると、サイアム商業銀行はミャンマー中央銀行から子会社ライセンスを取得したことにより、ミャンマー国内で支店を10か所まで開設できる。投資額は1億5千万米ドル。主にミャンマーに進出しているタイ企業とミャンマー企業に対して銀行業務を行うという。

 ミャンマー中央銀行は今年4月、外国銀行7行に対して子会社ライセンス(4行)、支店ライセンス(3行)の仮免許を与えている。子会社ライセンスが与えられたのは韓国企業銀行、韓国国民銀行、サイアム商業銀行の3行、支店ライセンスが与えられたのは韓国産業銀行、台湾の国泰世華銀行、兆豊国際商業銀行、香港の中国銀行の4行。いずれも年内に正式な免許を取得する予定となっている。