新型コロナウイルスの感染拡大により不動産取引が停滞

 新型コロナウイルスの感染拡大により、ヤンゴン管区内の不動産取引が停滞していることがわかった。ミャンマー不動産取引あっせん業協会のタン・ウー副会長が発表したもの。7Day Dailyが伝えた。

 同協会によると、ヤンゴン市内ではコンドミニアムやアパートなどの賃貸は、地区をまたぐ引越が厳しく制限されているため、ほぼ停止しており、土地、建物、一戸建て、コンドミニアム、アパートの売買に関しては90%が停止しているという。売買はメッセンジャー、バイバーなどの通信手段を利用して写真のやり取りをした後に頭金の一部を支払う程度しか行われておらず、不動産売買に関する政府機関(登記所、契約書管理センター)の業務も完全に停止している状況となっている。

 タン・ウー副会長は「新型コロナウイルスの感染拡大が収束するまで不動産市場は冷え込むだろう。しかし、収束すれば活発な取引が行われるのは間違いない」とコメントした。