ミャンマー建設省が大胆な組織改革、省が主導の建設工事を廃止へ

 ミャンマー建設省は9月1日、2020年度(10月1日)から大幅な組織改革を行うと発表した。7Day Dailyが伝えた。

 これによると、建設省の傘下にあるビルディング局、道路局、橋梁局、都市計画・住宅発展局、地方農村道路局が主導しているすべての建設工事を来年度から廃止し、入札を実施して民間に発注する方式に変更するという。建設省は民間の建設事業を監督する機関として組織改革する。

 ミャンマー建設業協会のミョー・ミィン事務局長は「建設省の組織改革により民間に資金が流れることになり、新たな雇用の創出につながるだろう。監督官庁自身が建設工事を行うのは利益誘導につながり適正ではなかった。政府の組織改革を歓迎する」とコメントした。

 建設省は毎年5兆Ks(約3,950億円)の国家予算で建設工事を行っており、この他外国からの融資による建設工事は2兆Ks(約1,580億円)に上っている。