スー・チー国家顧問の対立候補者による訴えを選管が拒否

 2020年総選挙にヤンゴン管区コムー選挙区から立候補しているアウン・サン・スー・チー国家顧問に対し、対立候補のテー・アウン氏(無所属)が選挙管理委員会に被選挙権の資格がないとして訴えていたが、選挙管理委員会はこれを拒否した。7Day Dailyが伝えた。

 テー・アウン氏の訴えによると、アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相は外国政府や外国の組織から支援を受けており、被選挙権の資格がないと主張したという。ヤンゴン管区南部県選挙管理委員会のニー・ニー・ルイン委員は「テー・アウン氏の訴えの内容は個人的な感情によるもので、具体的な証拠を十分に示していない。そのため、法律の規定に従い、テー・アウン氏の訴えを拒否した」とコメントした。

 テー・アウン氏は、ヤンゴン市内にあるオーキッドホテルの経営者として知られている。同氏は県選挙管理委員会の決定を不服とし、管区レベルの選挙管理委員会に再度訴えるとしている。