2019年度10か月間の縫製業輸出額、前年比6千万米ドル減

 2019年度10か月間の縫製業による輸出額が、前年より6千万米ドル減少していることがわかった。経済・貿易省のキン・マウン・ルイン報道官が発表したものを7Day Dailyが伝えた。

 これによると、2019年度の10月1日から7月末までの10か月間における縫製業による輸出額は37億米ドル(約3,912億円)で、前年同時期と比較して6千万米ドル(約63.5億円)減少しているという。2018年度全体では50億米ドル(約5,287億円)を達成したが、今年度は新型コロナウイルスの影響による注文減のため50億米ドルに届くのは困難とみられている。

 ミャンマーの縫製業は2014年以来、毎年30%の割合で輸出額が増えていたが、新型コロナウイルスの影響により今年度は大きな打撃を受けることになった。現在、欧州からの注文が再開されたものの、例年の半分程度となっている。ミャンマーの縫製製品の輸出は、欧州向けが65%を占めている。