ミャンマー政府、ホテル・観光業などに5,000億Ksの追加融資

 ミャンマー政府は、ホテル・観光業など3分野に対し、5,000億Ks(約390億円)の追加融資を行うことがわかった。観光業発展国家中央委員会の会議でアウン・サン・スー・チー国家顧問が発表したもの。7Day Dailyが伝えた。

 これによると、ミャンマー政府はコロナウイルスの感染拡大で落ち込んでいるホテル・観光業、委託加工貿易(CMP)、中小製造業の3分野に対し、5,000億Ksの追加融資を行う。これまで1,000億Ksの融資を実施していたが、大幅な財政出動となる。融資は休業中の従業員の給料などに充てられるという。アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相は「国庫から拠出するので、定められた期間内に返済してほしい」とコメントした。

 ミャンマー観光業協会のテッ・ルイン・トー顧問は「今年中に観光業が復興できるとは考えていない。中途半端な融資では、国家予算が無駄になってしまう。1年間分の融資が必要」とコメントした。