ミャンマー・タイの国境貿易、輸出額が前年比2億5千万米ドル減少

 経済・貿易省の統計によると、2019年度のおよそ9か月(2019年10月1日から2020年6月22日まで)において、タイとの国境貿易は輸出額が前年より2億5千万米ドル減少していることが明らかになった。7Day Dailyが伝えたもので、同省によると、2018年度同期間の輸出額は22億5千万米ドルだったが、2019年度は20億米ドルに留まっているという。

 主な原因として、天然ガスの国際価格が下落しているため、18億米ドルから14億米ドルに4億米ドル減少したのが大きく影響していると分析している。一方、農産物や水産物の輸出額は増加しており、タチレク貿易ゲートでは4,200万米ドル増、ミャワディ貿易ゲートでは1億8,800万米ドル増、コータウン貿易ゲートでは8,400万米ドル増となっている。

 経済・貿易省のキン・マウン・ルイン報道官は「農産物の中でトウモロコシがタイ向けに100万トン輸出されたのが大きい」とコメントした。