政府幹部にネピドー市内の土地を分譲、SNSで批判も

 ウィン・ミン大統領、アウン・サン・スー・チー国家顧問など政府幹部に対し、首都ネピドー市内の土地が分譲されることがわかった。大統領府のゾー・テー報道官が発表したものを7Day Dailyが伝えた。

 発表によると、分譲される土地はネピドー市内オゥッカティリ郡区の土地で、国軍幹部や総局長クラスの高級官僚が多く住んでいるエリア。大統領や国家顧問には400平方フィート、大臣クラスには300平方フィート、副大臣クラスには250平方フィート、総局長クラスには100平方フィートの土地がそれぞれ分譲されるという。当地の土地相場価格は100平方フィートで8千万Ksとなっている。7Day Daily紙がネピドー市開発委員会に対し分譲価格について問い合わせたところ、指定期日までに回答は得られなかったという。

 ゾー・テー報道官は「国家のために尽くした人物が引退後に生活できるよう土地を分譲するのは長年続いているミャンマーの伝統。SNSで拡散している批判は当たらない。彼らは分譲される土地の面積を4~5倍に誇張して情報を流布している。総選挙に向けたネガティブキャンペーンだろう」とコメントした。