世銀、世界経済が回復すれば来年度のミャンマー経済成長率は7.2%と予測

 世界銀行が6月25日、ミャンマーの来年度の経済成長率について、世界経済が回復すれば7.2%の高水準になるとの予測を発表した。7Day Dailyが伝えた。

 発表によると、世界銀行が予測した2019年度(2019年10月1日から2020年9月30日まで)の経済成長率は0.5%まで下方修正された。その上で、新型コロナウイルスの感染拡大により停滞している世界経済が回復した場合は、2020年度(2020年10月1日から2021年9月30日)のミャンマーの経済成長率は7.2%となるが、回復しなかった場合は今年度の0.5%からさらに2.5%落ち込むとしている。一方、国内の物価は購買力の減少により消費が落ち込んでいるために物価が安定し、インフレ率は7.2%となると予測している。

 世界銀行ミャンマー事務所のチョー・ソー・リン広報担当者は「ミャンマー経済は中長期的には良い兆候にあるが、コロナウイルスの感染が続けば大きなリスクがある」とコメントした。