マレーシアでミャンマー人労働者の自殺が増加

 マレーシアで働いているミャンマー人労働者の自殺が相次いでいることがわかった。7Day Dailyが伝えた。

 新型コロナウイルスの感染拡大により、マレーシア国内で多くの工場や店舗が休業しており、大量のミャンマー人出稼ぎ労働者が雇い止めにあったり解雇されているという。失業し収入がない労働者は生活することが困難となり、将来を悲観して自殺に追い込まれているとみられる。5月末にはイポー市内でミャンマー人男性(42歳)が、6月13日にはセランゴール州ラワン市内でマグェー管区タウンドゥインジー郡出身の男性(30歳)が、6月16日にはエーヤワディ管区ミャウンミャ出身の女性(31歳)が、自殺している。

 マレーシアでミャンマー人労働者を支援している団体は「困難に陥っているのは、非合法なルートでマレーシアに入国し、不法就労しているミャンマー人労働者に多い。ミャンマー人不法就労者はマレーシアに数十万人いると推定され、その多くが困難に陥っている。ミャンマー政府には、彼らを帰国させるよう支援してほしい」とコメントした。