ミャンマー中央銀行が1,200万米ドルのドル買い介入

 ミャンマー中央銀行は、6月15日までの直近の2週間に合計1,200万米ドルのドル買い介入を行ったことを明らかにした。7Day Dailyが伝えた。

 民間銀行関係者は「輸出を促進しているミャンマーにとってドルの価値が下がるのは不利となるため、中央銀行は1ドル=1,400Ksを下回らないようにドル買いを進めている。ドルが下落すると農産物などの輸出が減少し、ひいては農民の収入が減少するためだ」とコメントした。

 現在、インド向けの豆やタイ向けのトウモロコシ、インドネシア、マレーシア、フィリピン向けの米輸出が好調となっており、このタイミングでドル安チャット高とならないよう、中央銀行は懸命に為替レートの安定化を図っている。