半期で米ドルが9%下落、インフレ率と物価の上昇を抑制

 2019年10月1日から2020年3月31日までの6か月間で米ドルがチャットに対して9%下落したことにより、ミャンマー国内のインフレ率と物価上昇を抑制していることがわかった。世界銀行のミャンマー代表が明らかにしたもの。7Day Dailyが伝えた。

 これによると、2019年10月の為替レートは1ドル=1,550Ksだったが、2020年3月末には1ドル=1,400Ksを下回るまでドル安チャット高が進行した。一方、今年1月のインフレ率は9.6%だったが、現在は7.5%に下がっている。世界銀行は、ドル安チャット安が国内のインフレ率と物価の上昇を抑制していると分析している。

 その後のレートは、一時1ドル=1,450Ksまで戻し、現在は1,430Ks前後で推移している。