タンリン群区に建設中のLNG火力発電施設、進捗が判明

 ミャンマー政府は今年の3月~5月の猛暑に備え国内5か所で火力発電所の建設を進めているが、タンリン郡区(ティラワ周辺)において香港系のVパワーが建設しているLNG火力発電所のLNG受入れふ頭について、工事の進捗状況が明らかになった。電力・エネルギー省の発表をThe Daily Elevenが伝えた。

 再ガス化装置の設置作業の進捗率は15%で、メインとなる発電装置の基礎工事の進捗率は85%、パイプラインの敷設工事の進捗率は90%となっている。このLNG火力発電所の発電能力は350MWで、海外から液化天然ガス(LNG)を輸入し、ティラワ港で陸揚げし燃料として使用する。ミャンマーにとってLNGの輸入および受入れ施設の建設は初めて。

 香港系のVパワーは、LNG火力発電所(チャウピュー:150MW、タンリン:350MW、タケタ:400MW)の3か所および天然ガス火力発電所(チュンチャウン:20MW)1か所の計4か所を建設している。