韓国ポスコがラカイン沖で天然ガス鉱脈を発見

 韓国のポスコ・インターナショナルは、ラカイン州沖A-3鉱区において新たな石油天然ガスの鉱脈を発見したと発表した。7Day Dailyが伝えた。

 同社の発表によると、開発しているA-3鉱区内シュエ油田から南に30キロ離れた地点で、深さ約1,000メートルの海底から2,600メートル掘り進めたところで新たな鉱脈を発見したという。天然ガスの産出量は1日あたり3,800万立方フィートと推測されている。同社は商業化が可能かどうかの判断を2年以内に決定するとしている。

 ポスコは、韓国ガス公社、インド国有会社のONGCとGAIL、ミャンマー政府系のミャンマー石油天然ガス公社とA-3鉱区内で共同開発を行っており、ミャンマー沿岸で3か所の石油天然ガス鉱区を開発する権利を得ている。シュエ油田から産出された天然ガスはパイプラインを通して中国雲南省に輸出されており、ミャンマー政府は天然ガスの輸出により2019年に5億1千万米ドルの収入を得ているという。