ミャンマー投資委員会、大規模鉱山開発の2案件を不許可

 ミャンマー投資委員会(MIC)が、タニンダーリ管区内で提案されていた大規模な鉱山開発事業に関して不許可の決定を下したことがわかった。投資企業管理局(DICA)のタン・シン・ルイン総局長が発表したもの。7Day Dailyが伝えた。

 発表によると、タニンダーリ郡区内で10億米ドル規模の大型投資案件2件がミャンマー投資委員会に提案されていたが、自然環境や生活環境を破壊する恐れがあるとして却下されたという。具体的な企業名や鉱山開発の内容については公表されなかった。同総局長は昨年の11月にタニンダーリ管区内で大規模な鉱山開発案件が3件あると発言していた。

 これまでにミャンマー国内では、鉱物資源の採掘など大規模な鉱山開発事業70件が許可されており、総投資額は30億米ドルに達している。