不動産開発大手、ヤンゴン市開発員会に債務支払いを遅延

 地場の不動産開発大手のエイシア・エクスプレス(Asia Express)は、ヤンゴン市内パール・コンドミニアムの開発をめぐり、ヤンゴン市開発委員会(YCDC)に対して26億Ksの債務支払いを遅延していることがわかった。ヤンゴン市のマウン・マウン・ソー市長(YCDC議長兼任)が発表したもの。7Day Dailyが伝えた。

 同社は1999年からヤンゴン市開発委員会と共同でパール・コンドミニアムを開発し、A棟からF棟までの6棟が完成した。契約書によると、E棟とF棟はヤンゴン市開発委員会に引き渡されることになっていたが、エイシア・エクスプレスはこれを守らず、E棟を31億8,697万Ksで一般向けに販売したという。同社は2015年に9億7,500万Ksをヤンゴン市開発委員会に返済したが、26億Ksの債務が残っている状況だという。