ミャンマーの国営工場に15,000人の余剰人員、議員が指摘

 民族代表院(上院)の議員が、国営工場に15,000人の余剰人員がいると指摘した。7Day Daily紙が12月20日に伝えた。

 12月19日に行われた民族代表院の会議でモン州選出のティリー・ヤダナー議員が「工業省が管轄する国営工場に15,000人の余剰人員がいると聞いている。彼らは仕事がないのに出勤して時間をつぶしている。一人あたりの賃金を20万Ksとすると、年間360億Ksが無駄になっている。政府はどのように対処するつもりか」と質問した。

 工業省のキン・マウン・チョー大臣はこれに対し「工業省傘下に113の国営工場があり、そのうち57か所は民間と共同で運営している。残りの56か所のうち22か所と製鉄工場の建設計画2か所については議会の決定により中止されている。それらの工場に10,637人の従業員がいると把握している。約千人については配置転換した」と答弁した。工業省には幹部職員、現場労働者を含め24,602人が勤務している。