ヤンゴン環状線、2019年にスピードアップ=ミャンマー国鉄

ヤンゴン市環状鉄道のスピードアップ事業が、2019年度に実現する予定であることが明らかになった。ミャンマー国鉄は、2017年度からヤンゴン市環状鉄道の改良計画を開始、スピードアップが主な事業となる。現在時速20キロで走行しているが、これを時速40キロまで引き上げる。
ミャンマー国鉄のアウン・ウイン技術部長は「プロジェクトの最初の2年間は基礎固めに集中する。2019年度になると発注済みの新車両が到着する予定なので、その後スピードアップを行う」とコメントした。
初年度は、レールの交換や枕木、バラスト(小石)の入れ替えが中心となる。さらに、線路内への立ち入り防止のため、沿線一帯にフェンスを設置する。また、踏切を立体交差化し、信号システムを最新のものにする方針。現在22編成で運営しているヤンゴン市環状鉄道は、スピードアップに伴い古い車両はすべて地方に移動させ、新車両14編成で運営する予定。
[7Day Daily] 2017/2/27