ミャンマーに日本政府が寄贈の気象レーダー塔が完成

日本政府の無償援助により寄贈される気象レーダー塔、気象観測レーダーシステムが完成し、10月24日に引き渡し式典がヤンゴン市内で行われた。式典には樋口建史・在ミャンマー日本大使、JICAミャンマー事務所の中澤慶一郎所長、ヤンゴン管区政府のピョー・ミン・テイン首相などが出席した。
このプロジェクトはヤカイン州チャオピュー、ヤンゴン、マンダレーの3か所に同様の施設を建設し、ミャンマーの気象観測能力を強化するもの。チャオピューの観測所は2015年に引き渡し済みで、マンダレーの建設工事は60%進んでいる。
これら施設の完成により、半径250キロの範囲で雨量や風速などの気象データが自動的に集約され、ネピドーやヤンゴン国際空港にも送信される。今後はサイクロンなどに対する早期警戒と、より正確な気象予報が可能となる。
[Myanmar Alinn] 2016/10/25