スー・チー氏のミャンマー大統領就任を断念、10日に選出手続きを開始

新大統領の選出権限を持つ上下両院合同の連邦院で、NLD所属のマン・ウィン・カイン・タン議長は、当初の予定から1週間早め、3月10日に大統領選出手続きを開始することを表明した。また新政権発足に合わせ、党首のアウン・サン・スー・チー氏の大統領就任を模索してきたが、当面は見送られることとなった。
NLD幹部のウィン・テイン氏は4日、新大統領の就任式を30日に首都ネピドーの議会で行うことを明らかにした。31日までは現在のテイン・セイン大統領が職務を続け、4月1日に新政権が発足すると説明している。
現時点でNLDは大統領の人選を公表していないが、スー・チー氏は、大統領にならない場合も実質的な指導者になることを繰り返し述べている。