2015年世界腐敗認識指数、ミャンマーはランク上昇

世界各国の汚職を監視している非政府組織のトランスペアレンシー・インターナショナルは1月27日、「2015年世界腐敗認識指数(CPI)」を発表した。ミャンマーは昨年より9ランク上がったものの「世界最悪国リスト」へは依然として登録されたままであることがわかった。
今回発表されたCPIでは、168カ国中ミャンマーは147位にランク付けされた。ミャンマー商工会議所(UMFCCI)のマウン・マウン・レー副会頭は「順位が上昇してきたのは、政府の努力だけによるものではなく、国民が意識を持ち始めたからだ」と指摘した。
CPIは、汚職度、汚職の種類などを厳密に算出したものではなく、各国の専門家へ自国の汚職状況を聞き取り調査し、これを基に作成された指標。CPIが最も高い(汚職度が低い)国はデンマークで91ポイント。一方、CPIが最も低い(汚職度が高い)国は、北朝鮮とソマリアで共に8ポイント。日本は75ポイントで18位となり、前年の15位から後退した。
[7Day Daily]