【速報】キリン「ミャンマービール」を買収

キリンホールディングスは19日、ミャンマービールを製造販売するミャンマー企業「ミャンマーブルワリー」の発行済み株式数の55%を取得したと発表した。取得金額は5億6千万ドル(約700億円)。ミャンマーブルワリーは同国のビール市場で、支配的なシェアと強固な販売網を持つ。キリンHDは、技術支援を通じてミャンマービールなどの有力商品を改良をするとともに、同社のブランドをミャンマー市場に投入するものとみられる。
発表によると、キリンHDは同日、シンガポール法人を通じて、シンガポールのフレイザーアンドニーブから株式を取得。資金は外部から借り入れた。
キリンHDは、フィリピンのサンミゲルを傘下に持つなどアジア展開に力を入れている。ミャンマーでは急速な発展に伴い、ビール消費量が拡大することが見込まれており、デンマークのカールスバーグや蘭ハイネケンが現地生産を開始。キリンはトップブランドを手に入れることで、一気に優位に立つことになる。

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