ミャンマーで住民が反対集会、モン州発電所予定地で

モン州イェー郡アンディン村で建設が計画されている石炭火力発電所に関し、計画の撤回を求める住民6,000人規模の反対集会が5日に行われた。
この計画について、連邦政府電力省は4月9日に東洋タイ社と基本覚書き(MOU)に調印している。 モン州政府ナイン・ラ・ウィ・アウン エネルギー担当相は「正式な通達は届いていない。建設予定地は反対集会が行われた場所だ。連邦政府が勝手に決めたことなので、問題が起きた場合は連邦政府が解決しなければならない」とコメント。
一方、モン州議会のアウン・ナイン・ウー議員は「このプロジェクトはモン州政府に大きな責任がある。モン州政府がまだ同意していないと発表した翌日にMOUに調印が行われたため、モン州政府が連邦政府にどのような話をしたのか疑問だ」と指摘した。
アンディン村に建設される予定の石炭火力発電所は、1,280MWの発電量で、投資額は28億米ドル(=約3,300億円)。 2016年から建設を開始し、工期は4年~6年が見込まれている。
[Myanmar Times]