<2015年6月号>見て、感じて、買って楽しむ穴場スポットヤンゴンの市場を歩き倒せ!

【特集】[見て、感じて、買って楽しむ穴場スポット]ヤンゴンの市場を歩き倒せ!

ヤンゴンで最大の中央卸市場。24時間開場で、街中の小売市場やスーパー等の仕入れ先となる場所だ。9つの大型屋内施設の外には無数の露店が広がる。巨大市場らしい臨場感を体験したい人、ミャンマーで手に入る食材を知りたい人におすすめ。いちばん活気づくのは深夜2時~3時頃だが、早朝でも品揃えは豊富なので充分見学を楽しめる。

取扱青果物、花卉、加工食品等/卸売、小売
開場24時間 祝祭日休
住所Bayint Naung Rd, Hlaing Tsp

ヤンゴン環状線とヤンゴン~ピィ線が走るこの駅は、地方から農作物を売りに来る行商人たちにとって格好の場所。こぢんまりとしたホームに列車が到着するたび、乗客と売り子でごった返す。客寄せの声が響き、ひとときの賑わいを見せる光景は、新鮮でもあり、どこか懐かしくもある。環状線に乗った際には、見逃せないスポットの一つだろう。

取扱青果物、日用品/小売
開場早朝〜19:00頃 祝祭日休
住所ヤンゴン環状線 ダニンゴン駅

市場を歩くための 6つの心得

1. 邪魔しないよう見学を

農家や業者の人にとって市場は職場だ。
写真撮影等に気を取られて通路を塞いだりしないよう気をつけて。

2. 子ども同伴の際は注意

大型トラック等の出入りが激しく、非常に混雑していて足場も悪い。
市場の入場に年齢制限はないが、子ども同伴で行く場合は、充分注意したい。

3. 撮影NGの市場も

NGの場合、係員が注意してくるので素直に撮影を止めよう。
生鮮市場の撮影は基本的に問題なし(本号掲載の市場では、鳥市場と自転車市場が禁止されている)。

4. 可能なら現地の人と!

特に生鮮市場は、珍しい野菜や果物等がいっぱい。
疑問をすぐに尋ねられるミャンマー人同伴者がいたら、何倍も楽しみが増すだろう。

5. 買い物してみよう

小売りの場合、街で買うのと大きな価格の差はないこともあるが、確実に新鮮なものが手に入る。

6. お気に入りを探そう

今回紹介する市場以外にも、ヤンゴンには小規模な市場がたくさんある。複数の市場を訪ね、自分に合った市場を見つけよう。売り子さんと仲良くなれば、買い物の楽しみも倍増!

他にもある! ヤンゴンの専門市場

258もの自転車関連の店が並び、日本や中国等の中古品、有名ブランドもあり。ヤンゴン市内は自転車(電動含む)利用の規制エリアが多いため、乗る際にはご注意を。
※写真は許可を得て撮影

 取扱自転車、自転車アクセサリー類/ 小売
 開場7:30〜16:30 日曜休
 住所Nan Thar Gone St, Insein Tsp

おもにエーヤワディ地方から船で入荷されるというバナナやココナッツ。港沿いに延々と専門卸業者の店舗が並び、荷下ろしされたその場で売買される仕組みだ。その様子を眺めていると、ミャンマー人の生活がいかにバナナやココナッツと切り離せないものなのか、実感できる。

 取扱:バナナ、ココナッツ、サトウキビ/卸売
 開場:早朝〜17:00頃 祝祭日休
 住所:Kyee Myin Daing Kannar Rd (Bargayar Rdそば), Kyee Myin Daing Tsp

取扱バナナ、ココナッツ、サトウキビ/卸売
開場早朝〜17:00頃 祝祭日休
住所Kyee Myin Daing Kannar Rd (Bargayar Rdそば), Kyee Myin Daing Tsp


24時間開場の魚市場で、川魚を販売している。また、隣のMMG埠頭では海産物を取り扱っており、たくましい海(河)の男達による作業風景に出会えるだろう。時間帯によっては水揚げが見られることも。市場内の地面は非常にぬかるんでいるので、足下には充分ご注意を!

取扱:水産物/卸売
開場:24時間 祝祭日休
住所:Kyee Myin Daing Kannar Rd, Kyee Myin Daing Tsp

 

こちらは海産物のみの水揚げで、日本人になじみのあるイカやアジ等が見られる。チーミィンダイよりも規模が小さいものの、比較的清潔感あり。てきばきと魚を扱う仕事ぶりは、日本の魚介市場に近い印象だ。朝7時頃までなら、魚の種類も豊富だそう。

取扱水産物/卸売
開場早朝〜11:00頃  祝祭日休
住所Anawar St(パズンダウン市場そば)Pazundaung Tsp

他にもある! ヤンゴンの専門市場

258もの自転車関連の店が並び、日本や中国等の中古品、有名ブランドもあり。ヤンゴン市内は自転車(電動含む)利用の規制エリアが多いため、乗る際にはご注意を。
※写真は許可を得て撮影

 取扱自転車、自転車アクセサリー類/ 小売
 開場7:30〜16:30 日曜休
 住所Nan Thar Gone St, Insein Tsp

ロンジー用の生地や洋服、寝具など、布製品が何でも揃う。卸売が中心で「10枚以下では売れない」と言う店も多い。通路が狭くゆっくり見るのは大変だが、布製品を探している人はぜひ覗いてみては。

取扱布製品全般/卸売、小売
開場7:30〜17:00頃 日曜休
住所Corner of Anawratha Rd. & Shwedagon pagoda Rd., Pabedan Tsp

鳥といっても「Bird」ではなく、「Chicken」のほうで、食用の鶏やアヒルの専用市場だ。至る所で屠殺が行われ、独特の匂いに満ちている。日本ではなかなか見られない光景だ。誰でも入場可能だが、難易度は高い。市場内は撮影禁止。

 取扱鶏、アヒル/卸売、小売
 開場早朝〜夕方
 住所Corner of Waiza yan tar Rd. & Upper Pazundaung Rd., Thingangyun                   Tsp